2024年10月～11月発券分の燃油サーチャージを確定
日本航空と全日空は、2024年10月1日発券分から適用する燃油サーチャージ（燃油特別付加運賃）を発表しました。2024年10月1日から2024年11月30日に発券する日本発の海外航空券に適用されます。
8月に入り外国為替レートはようやく円高傾向になってきましたが、金額は据え置かれました。これで6月から11月までの6カ月間に渡り、燃油サーチャージはずっと金額が高止まりのまま据え置かれた形になります。
燃油サーチャージは、直近2ヶ月平均のシンガポールケロシン（ジェット燃料）の市況価格を基準としています。今回の適用基準は、2024年6月から7月の直近2か月平均を基に算出されています。日本航空の算出基準は、１バレルあたり97.89米ドル、為替換算レートは１ドル＝157.95円となっています。
今後、燃油サーチャージは値下がりするか？
外国為替レートはようやく円高傾向になってきました。8月中旬現在で1ドル＝145円～147円圏内にあり、前出の為替換算レート基準とは10円以上の差が生じています。
今後、中東情勢（イスラエル・イラクの紛争問題等）悪化の影響などによる極端なオイル価格の高騰が無い限り、燃油サーチャージは確実に値下がりします。
なお、燃油サーチャージが現行より安くなるタイミングは、2024年12月発券分以降になります。海外旅行動向としては、来年3月あたりから徐々に活発になってくると予想されます。
日本発燃油サーチャージ一覧 【日本航空】
| 方面 | 現行(8月～9月発券分) | 改定後(10月～11月発券分) |
| 韓国・極東ロシア | 4,000円 | 4,000円 |
| 東アジア（韓国とモンゴルを除く） | 9,200円 | 9,200円 |
| グアム・パラオ・フィリピン・ベトナム・モンゴル・イルクーツク | 12,000円 | 12,000円 |
| タイ・マレーシア・シンガポール・ブルネイ・ノヴォシビルスク | 18,500円 | 18,500円 |
| ハワイ・インドネシア・インド・スリランカ | 22,500円 | 22,500円 |
| 北米・欧州・中東・オセアニア | 35,000円 | 35,000円 |
- 上記は、片道あたりの金額になります。
- 燃油サーチャージとは別に、航空保険料（航空保険特別料金）として片道あたり400円徴収されます。
- JALマイレージバンク国際線特典航空券を利用した場合も、同額負担となります。
日本発燃油サーチャージ一覧 【全日空】
| 方面 | 現行(8月～9月発券分) | 改定後(10月～11月発券分) |
| 韓国・ウラジオストック | 4,000円 | 4,000円 |
| 中国・マカオ・台湾・香港 | 10,500円 | 10,500円 |
| フィリピン・ベトナム・グアム | 12,000円 | 12,000円 |
| タイ・マレーシア・シンガポール・ミャンマー・カンボジア | 18,500円 | 18,500円 |
| ハワイ・インドネシア・インド | 22,500円 | 22,500円 |
| 北米・欧州・中東・オセアニア・アフリカ・中南米 | 35,000円 | 35,000円 |
- 上記は、片道あたりの金額になります。
- 燃油サーチャージとは別に、航空保険料（航空保険特別料金）として片道あたり400円徴収されます。
- ANAマイレージプログラム国際線特典航空券を利用した場合も、同額負担となります。
その他の付帯条件
- 大人・小児（２歳以上１２歳未満）ともに燃油サーチャージは同額となります。座席を使用しない２歳未満の幼児は対象外です。
- 航空券購入後に払い戻しする場合、燃油サーチャージには取消手数料は適用されません。