航空会社情報

JALとANA、2025年6月以降の燃油サーチャージを値下げ

2025年6月~7月発券分の燃油サーチャージを確定

日本航空と全日空は、2025年6月1日発券分から適用する燃油サーチャージ(燃油特別付加運賃)を発表しました。2025年6月1日から2025年7月31日に発券する日本発の海外航空券に適用されます。

燃油サーチャージは、直近2ヶ月平均のシンガポールケロシン(ジェット燃料)の市況価格を基準としています。今回の適用基準は、2025年2月から3月の直近2か月平均を基に算出されています。日本航空の算出基準は、1バレルあたり88.25米ドル、為替換算レートは1ドル=150.49円となっています。

今後、燃油サーチャージは値下がりするか?

外国為替レートは4月下旬現在で1ドル=140円を切るまで円高傾向になってきました。

今回JALが発表した為替換算レートは150.49円ですので、円安基調のまま燃油サーチャージが算出されたことになります。

外国為替レートが今後130円後半~140円台前半の円高傾向で推移すれば、8月以降の燃油サーチャージは確実に値下がりします。原油市場も下落傾向が続いているため、燃油サーチャージの高止まり傾向は解消へ向かってきます。

日本発燃油サーチャージ一覧 【日本航空】

方面現行(4月~5月発券分)改定後(6月~7月発券分)
韓国・極東ロシア3,500円3,000円
東アジア(韓国とモンゴルを除く)8,500円7,400円
グアム・パラオ・フィリピン・ベトナム・モンゴル・イルクーツク11,000円9,500円
タイ・マレーシア・シンガポール・ブルネイ・ノヴォシビルスク18,000円15,500円
ハワイ・インドネシア・インド・スリランカ21,000円18,500円
北米・欧州・中東・オセアニア33,000円29,000円
  • 上記は、片道あたりの金額になります。
  • 燃油サーチャージとは別に、航空保険料(航空保険特別料金)として片道あたり550円徴収されます。
  • JALマイレージバンク国際線特典航空券を利用した場合も、同額負担となります。

日本発燃油サーチャージ一覧 【全日空】

方面現行(4月~5月発券分)改定後(4月~5月発券分)
韓国・ウラジオストック3,900円3,300円
中国・マカオ・台湾・香港11,000円9,400円
フィリピン・ベトナム・グアム12,100円10,500円
タイ・マレーシア・シンガポール・ミャンマー・カンボジア19,900円16,300円
ハワイ・インドネシア・インド23,100円20,400円
北米・欧州・中東・オセアニア・アフリカ・中南米36,300円31,900円
  • 上記は、片道あたりの金額になります。
  • 2025年4月1日より航空保険料は片道800円に値上げされました。
  • ANAマイレージプログラム国際線特典航空券を利用した場合も、同額負担となります。

その他の付帯条件

  • 大人・小児(2歳以上12歳未満)ともに燃油サーチャージは同額となります。座席を使用しない2歳未満の幼児は対象外です。
  • 航空券購入後に払い戻しする場合、燃油サーチャージには取消手数料は適用されません。

JALとANA、2025年4月以降の燃油サーチャージを再値上げ

関連記事

TOP